ピンセットのような半田ごて

前回、表面実装のチップ部品を外す道具がないため作業が止まっていたのだが、専用の機器は高額で簡単には手が出せない。ネットで探してみると半田ごてを2本使って外している人や、2本の半田ごてを大きめのクリップで連結して片手で扱えるようにした動画などを発見した。
www.youtube.com/watch?v=wAdvtpUV3mQ

で、この動画を参考にして作ってみることにした。
安い半田ごてを2本購入して、連結のヒンジや指を掛けるリングなどを3Dプリンターで作成し、ナイフ状のこて先の角度を調整して組み立てた。

 

 

 

 

例のチップ部品を外してみたが、比較的簡単に外すことができた。
これでチップコンデンサも簡単に交換できるかな。

ジャンクの再生 dynabook T552/36GW 修理

コンデンサを交換する。
先日用意したマイクロスコープアームを使って基板上の部品を交換する作業を行った。
実は前回目星をつけたコンデンサを交換しても状況は変わらず、他にこれはと思うものを幾つか交換したところようやく当たりを見つけた。

 

 

電源が入ることを確認できたので、この後OSのリカバリーを行った。

ジャンクの再生 LaVie LS550/E 検査

ジャンクPC購入
ジャンクショップで買ったノートパソコンだが、天板の傷や底面のカバー欠落など多少問題があるものの、core i5搭載で起動もするようだ。
持ち帰ってメモリーを取り付け電源を入れてみたところ問題なく起動した。
この後テストプログラムで検査したところキーボードの一部のキーが入力できないようだ。
入力できないキーも多いためNETでキーボードを取り寄せることにした。

 

エアーフィルターカバー
底面カバーの欠落というのは、エアーフィルターのカバーだがNETでも簡単には手に入らないようだ。
受け側の穴の形状から外形やツメの形状を採寸して、CADで3Dデータを作成し3Dプリンターで造形した。

 

 

 

出来上がったカバー取り付けてみたが、黒ベースということもあってあまり目立たない。 知人に事情を話さずに見せたが違和感はなかったようだ。

 

 

タブレットでマイクロスコープ

以前からマイクロスコープを使ってチップ部品などのはんだ付け作業をしていたが、マイクロスコープを固定するアームをクリップタイプの簡易なもので使用していたが、取り付けられる場所が限られていて不便だったので適当なものが無いかと探していたら、「LONGKOスマホ&タブレット用クランプ式アームスタンド」なるものをamazonで見つけた。

早速ポチって届けられた商品を開封し作業台に取り付けたところ非常に具合がいい。早速マイクロスコープを固定するクランプを3Dプリンターで作成してタブレットクランプに取り付けた。

 

 

 

 

いい感じに取り付けることができた。これで広い場所で半田付けができる。

ジャンクの再生 dynabook T552/36GW 検査

今回は依頼された修理ではないが、故障したジャンク品を再生させてみようと思い電源の入らないノートパソコンを買ってみた。機種はdynabook T552/36GWで、Windows8モデルだ。

 

 

 

 

電源が入らないノートパソコンの場合、過去の経験からDCジャックの接触不良や断線、あるいはBIOSの不定などが考えられたが、ジャンク専門店が放出するようなジャンクにそのような甘い考えは通用しなかった。分解して調べてみるとマザーボードの電源コネクターまでは電圧は確認できその先のヒューズも切れてはいない、にもかかわらず電源は入らないしバッテリーのチャージランプも点灯しない。 これは厄介だ。

ネットを探してみると、TOSHIBA製PCであまりにも有名なプロードライザーの記事ばかりだが、そんな中をつぶさに調べてみると、電源周りのFETやチップコンデンサのショートにより電源が入らなくなる、といったようなことが書かれているページがあった。

早速マザーボード上の該当パーツを調べたところ、ショートしているコンデンサを見つけた。マイクロスコープで観察したところクラックらしき影もあるようだ。あとはこいつを換えるだけなのだが、なにせ相手は長手方向でも1.8mmと非常に小さい。ピンセットのような半田ごてがあればいいのだが・・・・

 

可変電圧電源

先日修理したノートパソコンは電源電圧が10VのACアダプターを必要としたが、手持ちの電源に適当なものが無かったため、秋月電子の5A安定化電源キットを使った。キットなので半田付けなどで組み立てた後この電源に19VのACアダプターで給電し、10Vに降圧した電源をノートPCに供給した。

画像は実験時に電子負荷装置につないで検証しているときの模様。この時15V/3Aの負荷で温度は80℃だった。

 

 

 

 

しかし基板状態のままでは使い勝手が悪いので、ケースに組み込むことにした。ただ、組み込むためには尋常ではない発熱を何とかしなくてはならない(実際に火傷した)。周囲がヒートシンクのようなケースも考えたが、大きさや値段の面から冷却ファンで冷やすことにして「タカチ CD-90BB」を使用した。(電池は大きさを比較するため)

 

 

フロントパネルは、ケースメーカーのDXFデータを基に、Fusion360でボリュームやロータリースイッチのツマミの突出を揃え固定ネジを隠くすためと、デジタル表示の電圧電流計の固定部分などを成形するデータを作成して、3Dプリンターでベース部分を作り、文字入れなどを施したアクリルネルをCNCフライスで切り出した。

 

 

 

バックパネルはハニカム状の通風孔を開けたパネルのデータをCADで作り、アルミパネルをCNCフライスで切り出した。

 

 

 

 

 

あとはコネクタの取り付けやそれぞれに配線を接続して完成。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冷却ファンが回っているとはいえ1時間も使用すると、触れる程度ではあるがそれなりに熱くなった。当初の条件で計ってみると42℃程度だった。

キー入力不良

acer TravelMate TMP255のキーボードで一部のキーが入力できないという状態だ。

F2/F3/2/Q/W/S/Z/Xの各キーが入力できないことを確認したが、どうもラインで入力できないようだ。そこで同等のキーボードを入手して交換してみたが状況は変わらない。キースイッチやケーブルでは無くマザーボードのようだ。

筐体からマザーボードを取り外して眺めてみるが断線や腐食は見当たらない。キーボードコネクタからどこに繋がっているのかもわからなかったが、冶具を作ってテスターで当たっていくうちに、ene KB9012QFPと表記されたICにたどり着いた。

(冶具はaitendoでパーツを揃えて作成したが、このパーツ屋は本当に重宝している)

 

KB9012QFPは表記からもキーボード用のICだと思われるが、念のために検索してみるとKeybardControllerとして出されているようだ。

 

 

 

 

「ICだったら面倒だなぁ」などと思いつつ、パターンを当たった時の結果から、番号の並びが抜けていたキーボードコネクターの6番ピンと、ICの44番ピンへのパターンに目星を付けてジャンパーワイヤーを繋いだところ、思惑通り入力できるようになった。